セブンイレブンのマーケティング最強説

マーケティング

こんにちは。
じぇいです。

僕は本業がマーケティングなので
様々な企業のマーケティングを
分析することが多いです。

その中でも
マーケティングが上手い企業と言うと
どこを思い浮かべますかね?

スターバックス、ユニクロ、Apple…

答えはいろいろ
出てくると思いますが
僕個人的に凄いなと思うのは

セブン&アイ・ホールディングス

ですかね。

更に言うなら
ホールディングスの中でも
セブンイレブン・ジャパンですかね。

要はコンビニのセブンイレブンということです。

コンビニってどこも一緒に見えますよね?

同じような所に店舗を構えて、

同じような商品を扱って、

同じような値段で売って。

でも売上を見てみると。

セブンイレブンは
2位のローソンを圧倒しています。

さて、
一見同じように見えるコンビニですが、
なんでこんなにも違いが出るのでしょう?

それには
セブンイレブンが仕掛ける
緻密な計算がしつくされた
マーケティングがあるからです。

例えば、
コンビニのくじってありますよね。

あれって期間によって
多少変動はあるのですが
基本的には700円で設定されています。

なぜ700円なのか知っていますか?

それは、
コンビニでのお客さんの
商品平均購入金額が610円だからです。

無意識に買い物をすると
610円の場合が多い。

ただふとコンビニ内にある
ポスターを見ると700円でクジが引ける。

プラスして90円くらいで
クジが引けるならと言うことで、
もう1品余計に買い物してしまうんですよね。

つまりは、
客単価からもう1品買わせる
金額に設定しているということです。

確かに心理的には、
610円で何も無いより、
あと1品買ってクジ引いた方が
良い気がしてしますよね。

結果的に良い商品が当ってしまうこともあるし。

他にも、
セブンイレブンのモノの配置って
人間の行動学を研究して配置されているんですよ。

一番多く買い物するのは
飲み物ではないでしょうか?

でも考えて見ると飲み物って
一番置くに置いてあるんですよね。

お客を一番置くまで
行かせることによって
そこにたどり着くまでに
様々な誘惑商品を羅列して購買意欲を高める。

気付いたら
飲み物買おうと思ったのに
余計なものまで買ってるみたいな。

僕もセブンイレブン行くと
よく余計なモノまで買ってしまいますね。

飲み物1本手にレジに並ぶと、
レジの横に甘い和菓子が並べてあって、
思わず一つ手にとってしまうとか。

ちなみにレジ横のお菓子も
計算された配置で、
クジで1品足りなかった時に
手軽に買える商品です。

また、甘いものは
一度欲してしまうと
思わず買ってしまいやすい
という心理学もあるので
レジ横にはお菓子があるんですよね。

このように心理学、
行動学を屈指して
配置や値段の決定等を行っているのは
もちろん凄いのですが、

僕がセブンイレブンさすがだなと思うのは

「他社の調査をしていけない」

という部分ですね。

「え!マーケティングには他社調査が絶対でしょ!」

「マーケティングの3P知らないんですか?」

なんて思うかもしれませんが、

それは、
既存の商品の売り方を
変える場合に有効であり、

新しい商品開発を行う時は
全くもって競合調査は必要ありません。

こんなことを言っている人は
お勉強が得意で
知識だけ付いていて
実際は何も知識を
活かすことの出来ない
ダメな人の典型的例でしょう。

どういうことかというと

例えば、

ライバル社数が多い
美容室業界とかですね。

美容室って
ぶっちゃけ殆ど
どこも同じような内容、
サービスなんですよね。

カットがウリなのか?
パーマがウリなのか?
カラーがウリなのか?

みたいな感じで
微妙に違いはありますが

こういうふうに
提供できる物が決まっていると
他社調査って必要なんですよね。

だってやり尽くされちゃってるわけなので。

あとは如何に
売れたプロモーションの良い部分
取り入れるか勝負なので。

でも、セブンイレブンのヒット商品を思い出してください。

セブンイレブンのオリジナルプレミアムブランドや

ダイエットする人に大人気のチキンサラダ、

ハイクオリティのドリップコーヒー。

全部コンビニ業界が
やって来なかった
新しい商品の開発で
ヒットを出すんですね。

新しい商品を創りだす時って
競合とかどうでも良いんです。

だって、競合を見たって
競合もやってないんだから。

新商品にマーケティングの3Pとか必要無い。

だから他社調査は禁止というのは
物凄く理にかなった戦略です。

大切なのは

”お客さんの立場になる”ということ。

”お客さんの為に何が出来るか”ではありません。

何が足りないか、何があったら便利か?

それを気付くには自分が
セブンイレブンのお客さんになり
普段から利用することです。

「お客さんの為に何が出来るか」

というのも顧客ニーズに答える為の
思考になるのですがこの発想をすると
過去の経験に縛られた思い込みになります。

だって人間の脳は95%が
前日、前々日考えたことなわけです。

どんなに考えても新しい発想で出てこないんですよ。

また売り手の都合が
優先されていることが多くなります。

だからお客さんになることが大切。

別にお客さんになれば自分で考えなくても
自然と「こんな商品あったら良いな」
と体感できるわけなので。

こうして考えだされたのが、
コンビニなのに高品質で美味しくて
価格も良心的なセブンイレブンの
売上の大きなウエイトを締める
プレミアムブランドであったり、

痩せたいしけどお肉も食べたいし、
低価格で済ませられる、
ダイエッターに大ヒットしている
サラダチキンだったり、

100円でスターバックスや
タリーズと同じレベルの
美味しさが味わえる
セルフ式のドリップコーヒー
だったりするわけです。

じゃ他のコンビニは何をしているのか?

基本的にセブンイレブンの
真似をしているんですね。

セブンイレブンが
ドリップコーヒー出したから
うちもドリップコーヒーだして見ようみたいな。

他社調査ばっかりやっている。

だから先にヒットを飛ばすことが出来ない。

ちなみに他のコンビニが
セブンイレブンの真似をしても
全く勝てない理由の1つとして、
セブンイレブンの食品部門があまりにも強すぎるから。

一説によると、
セブンイレブンの食品部門
コンビニ食品ではなく、
レストランで出す料理つ作らせたら
ミシュランの1つ星くらいだったら
取れると言われています。

まぁ、そういったこだわりは
様々な所に見られますよね。

だしをとるためのかつお節は、
赤道付近の漁場を指定したカツオを、
冷凍せずに加工工場に運び、
乾燥工程も昔ながらの
「手火山式」と「焚菜納屋式」
という2段階の乾燥で
かつお節専門業者も驚くほど。

だから他のコンビニが真似しても
セブンイレブンの技術が高すぎるので
全然悪くはないんですが
劣化版に見えてしまうんですよね。

これはコンビニ業界だけでなく、
様々な業界に見られますよね。

明らかに技術力が違うのに、
同業者が新商品でヒット出したから
同じくして出してみるみたいな。

後出しだし、
なんかクオリティも低いから
買う気にならないんですよね。

だからそういうところは、
他社分析ではなく、
それこそお客さんの立場に立って
新商品を開発した方が良いと思いますけどね。

ちなみに、
今日ここで紹介したのは
セブンイレブンのマーケティングの本の一部です。

余談ですが、
セブン&アイホールディングスは、
ネット広告にも力を入れています。

予算も数年前の10倍以上にして、
リアル店舗とネット店舗の連動を
目指しているみたいですね。

マーケティングが上手い企業として
今後の展開に注目ですね。

マーケティングって面白いですよね。

でもマーケティングというと
企業が行うイメージが強いと思いますが、
全然そんなことはありません。

個人でマーケティング力を付けると
たった一人でビジネスができ
とんでもない金額をたった一人で稼げるようになります。

でも、そんなことを言われても

「難しそう・・・」

と思いますよね。

なので、
凡人僕がどのようにして
マーケティング身に付けたか?

そしてその後、
たった一人で億という金額を
稼げるようになった理由について
公開したいと思います。

もともとザ凡人な人間でも
会社経営でき稼ぎ続けられるようになった方法についてです。

⇒ webマーケティングを身に着けたら億万長者になった話

興味がなかったら即閉じていいので見てみてください。