スティーブジョブズが生きていてもiPhoneは終わる

マーケティング

 

こんにちは。じぇいです。

 

この時期になると

新作iPhoneが出ると言うことで

iPhoneの話題が結構上がったりしますね。

 

 

今で言えばiPhone7の販売噂プラス

先日iPhoneの累計販売台数が10億台を突破

なんてニュースが飛び交い、

ますます注目を集めていますね。

 

 

しかし、iPhoneの今年の販売台数は

前年度比より下がると既に予想されていて、

他国では大きく販売台数を下げているそうですね。

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日本はiPhoneを支えている

と言われるほどiPhoneが人気なわけですが、

世界全体で見たら大分iPhone離れが目立ってきました。

 

 

確かに、iPhone7の新しい機能として、

「ホームボタンが指圧で反応するようになった」

 

とか。

 

「画面の縁が無くなった」

 

 

というものばかり。

 

新しい機能が「ホームボタンが指圧になった」から

iPhone買おうとはなりませんよね。

 

 

 

こういったニュースを受けて、

一部では、

「スティーブジョブズが生きてたら、

今でもiPhoneはバカ売れだよ!」

 

と言っている人がいるわけです。

 

 

でもそれは違いますね。

 

 

スティーブジョブズが生きてても

iPhoneの売上は去年か今年辺りで落ちていたでしょう。

 

 

理由としては、

僕が時代を読み解く法則として用いものが2つあります。

 

それが、

”加速の法則”と”同じ成功法則は二度通用しない”

 

 

どういうことかと言うと

加速の法則は人は

早いモノを求めるという法則から考えられます。

 

 

例えば、

 

元々情報って、

手紙等でやり取りしていたのが、

ネットの発達により、

文章を書いて送信ボタンを押せば

直ぐ情報が遅れるようになりました。

 

 

 

ビジネスやり取りも、

昔はモノとお金を交換してたわけですが、

 

時代が変化すると、

モノは数日後に宅急便で送られて来て、

お金は銀行とかで振り込めばOK。

 

もう少し変化すると、

即日でモノが届き、支払いはパソコン上で決済。

 

 

 

東京から大阪に行くとして

今時歩いて行く人なんていないわけです。

 

昔は歩いていたわけですが。

 

新幹線や飛行機、車が出てきたことにより

時代が変化しました。

 

 

人はより早いモノを求めるので

これを元に考えると今後どう時代が変化するか予想が付きます。

 

 

 

そして2つ目、

同じ法則は二度通用しないというのは、

ケータイで電話ができるようになり、

電話がブームに。

 

その後メールができるようになり、

メールがブームに。

 

その後また電話のブームは来ないということ。

 

 

順番的には電話ブームが来るんだけど、

それは形を変えた状態で登場するということ。

 

 

×電話⇒メール⇒電話

 

◯電話⇒メール⇒Skype

 

 

じゃSkypeのあとは?

順番的にはメールだけど、

メールが姿を変えて登場する。

 

つまり、LINEのメッセージ機能。

 

 

 

これは全ての分野に置いて同じことが言える。

 

 

それで話を戻して、

iPhoneも同じだと言うことね。

 

 

つまりは、

ジョブズが生きていたらiPhoneは廃れているが、

違うプロダクトを作り出していただろう。

 

 

という考え方が正しいと言えます。

 

 

iPhoneが創りだしたiOS的な操作感のスマホ市場は、

iPhone5で丁度ピークを迎えています。

 

 

リリース間隔が同じなら、

iPhone10くらいまでは出るけど、

その頃にはiPhone市場は完全に衰退期で

iPhone自体の市場は縮んでいる。

 

 

これを理解しないで、

「iPhoneはジョブズがいないから終わった」

なんて議論はレベルが低すぎる。

 

 

そもそもiPhoneが誕生した時と、

現在では市場自体が大きく変化しているわけです。

 

 

iPhoneが出た時はスマホが普及していなく、

他社が出してもスマホの質は低かった。

だからその中では高機能だったiPhoneが売れた。

 

 

でも今は、iPhoneと同じくらい

高機能なスマホってたくさんあるんですよね。

 

 

市場がiPhoneに追いつき出した時点で

iPhoneの時代は終わりに向けて

少しずつ歩みを進めているわけです。

 

 

他に真似出来ない圧倒的な技術があれば

話は別ですが、今のところそんなものありませんね。

 

 

だからどんなに製品を高性能で、

ユーザーのニーズを聞き入れて、

効率的に作った所で無駄なんです。

 

 

だって、

人が「iPhoneをそんなに必要としない」ように

時代が動いているのだから。

 

 

まぁこの感覚はまだiPhoneの人気が根強い

日本にはわからないかもしれませんね。

 

 

 

これに近い例がポケモンでしょうね。

ポケモン、赤、緑、青版から始まり、

その次なるカセットで黄色版が出て、

金・銀版、クリスタル版と出て、

どんどん販売本数が激減して。

 

 

そして、ポケモンGOという

新しいプロダクトに移動して大ヒット。

 

 

 

これらの法則から考えて行くと、

次にiPhoneの様なデバイスでヒット商品がでるのは

ウェアラブル商品でしょうね。

 

 

今最も近いのはGoogle Glassですかね?

 

 

仮にGoogle Glassが出れば、

その後Google Glass2、Google Glass3・・・

 

と出て行くでしょうが、

それも気がついたら廃れて行く。

 

 

商品開発に置いて一発大きく稼ぎたいなら

今売れている商品の真似をするのではなく

次のプロダクトを見据えて

開発して行くことでしょう。

 

 

 

ということで、

スティーブジョブズが生きていても

iPhoneに終わりは来るということと、

未来予測する簡単な方法について書いて見ました。