イチローが流した涙の理由『なんで出来ないんだろう俺は・・』

思考

 

こんにちは。じぇいです。

 

8月8日イチロー選手が

メジャーリーグ史上30人目の

3,000本安打を達成しましたね。

 

 

その後のイチロー選手がベンチで

サングラス越しに汗なのか涙なのか、

頬を濡らす姿がネット上で話題になっています。

 2016-08-18_142208

 

多くのメディアでの解説では

インタビュー内容から

3000本安打を達成した時にチームメートが

飛び出してくれたことに感動している。

 

 

という見解が多く見られますが、

僕個人的には辛かったに思い出でが蘇った方が

強かったのではないかと思います。

 

 

だって、

少し調子を落としただけで

マリナーズと契約を切らされ

ヤンキース、マーリンズと渡り歩いて。

 

 

恐らく野球人生でレギュラーじゃなかった

ことなんて一度もなかったでしょうが、

控えとして試合に出るようなり。

 

 

契約上調子が良くても試合には先発出場できず。

 

 

天才と言えでも相当辛かったんだと思います。

 

 

それらが見て取れるがイチロー選手のある2つの発言。

「誇れることがあるとすると、4,000のヒットを打つには、

僕の数字で言うと、4,000回以上は悔しい思いをしてきているんですよね。

それと常に、自分なりに向き合ってきたことの事実はあるので、

誇れるとしたらそこじゃないかと思いますね」 

 

 「なにか記録を出したとき、区切りの良い数字を残したときっていうのは、

もちろん瞬間的な快感というんですか?

それはもう『快楽』に近い瞬間なんですけど。

それはホントに瞬間的なものだということも僕は今まで何度も味わってきているので。

でも残るものは結局失敗して『なんで出来ないんだろう俺は・・』と言っている自分なんですよね」

 

日米通算4000本を放つということは

4000回以上悔しい思いをしてきた。

 

記録は一時の快楽で、思い出は失敗して悩んでいた自分。

 

 

これらの発言からわかる通り

天才でも相当苦しんで悩んでたんでしょうね。

 

もちろんチームメートのアクションも嬉しかったのでしょうが、

それはあくまで照れ隠しであり、

本当に苦しくて悔しくて

それらの思い出がフィードバックして

思わず涙が流れたんだと僕は思いますね。

 

 

でも、この苦労を知らない人は

自分より活躍する人を妬むわけです。

 

「イチローは良いよな。天才で活躍できてお金があって」

 

「良いよな~ビル・ゲイツは世界長者番付1位だぜ。何の悩みも無いよな」

 

「良いよな~うちの社長は。気が向いたら出勤して好きな時間に退社して」

 

 

なんてことを言うんです。

 

 

 

そんな人に知ってもらいたいのが

世の中には『3:10:60:27の法則』があるということ。

 

 

世の中ありとあらゆる事象は全てこの法則に当てはまるんです。

 

 

例えば、

人生を見返した時に、

 

「絶好調、幸せだな」と思えるのは人生で3%。

 

「まぁ好調かな」と思えるのは人生で10%。

 

「別に普通」と思えるのは人生で60%。

 

「もうダメダメ、最悪」と思うのは人生で27%。

 

 

必ずそうなっている。

 

 

これはイチロー選手でもビル・ゲイツでも

あなたの会社の社長でも、あなたでも僕でも同じ。

 

 

ただ、イチロー選手やビル・ゲイツは尺度が違うだけ。

 

 

例えば、

イチロー選手が打率.270打てばへこむだろうけど、

プロ野球の7.8番が打てば今シーズンは良い成績だったな。

 

と思うわけです。

 

 

 

孫正義が月収1000万だったら

半端じゃない危機感を持つでしょう。

 

でも逆に一般のサラリーマンが

月収1000万なんて副業で稼いだら笑いが止まらないでしょう。

 

 

 

悩みの尺度、レベルが違うだけでみんな悩んだり、

俺ダメだなという割合は27%と決まっています。

 

 

「いやいや、そんなの嘘だ~」

と思うかもしれませんが、

凄腕経営者の髪型思い出して見て下さい。

 

 

苦労が顔だけで無く頭に出てしまっている人多いですよね。

 

髪型は物凄くストレスに敏感な所ですからね。

 

 

凄腕の経営者がみんな髪に出ているのは、

一般人と同じ27%の悩みがあっても

その27%の悩み尺度がデカいからでは無いでしょうか?

 

 

 

更に言うなら

絶好調の3%をかき集めてもその中でも

3:10:60:27に分かれていく。

 

 

どういうことかと言うと、

 

高校野球で地区大会優勝。

これは3%の中に入りますね。

 

 

でも地区大会を優勝したから最高?

違いますよね。

 

甲子園で初戦負けだってある。

甲子園優勝したから最高?

 

 

ドラフトに選ばれない。

ドラフト1になったから最高?

 

 

1軍に上がれない。

1軍に上がれれば最高?

 

 

レギュラーになれない。

レギュラーになれば最高?

 

 

オールスターに選ばれない・・・

 

 

 

みたいな形で同じ3%の中にも

それぞれまた割合を持って分かれていく。

 

 

 

これを知っているかしらないか、

そしてどう解釈するかによって人生は大きく変わる。

 

 

 

彼女に振られた、ビジネスで失敗した、

それでヘコミますか?

 

 

ヘコんでる時間は無駄です。

 

 

悪いことが起きても人生27%は

悪いことがあるんだからと思えれば

いつまでも引きずって無駄な時間を使わない。

 

 

引きずる時間があれば、

なんで振られたのか?

なんでビジネスで失敗したのか?

 

それらを考えて次同じミスを

しないようにすれば良いじゃないですか。

 

 

 

今ちょうどリオオリンピックがやってますが、

必ずしも絶好調の人が勝っていますか?

 

 

絶不調の人でも金メダル取っている人もいますね。

 

 

こういう人は体調は27%の絶不調でも

成績は3%の絶好調に入るんです。

 

 

 

この記事で伝えたかったことは

誰にでも悩みや不安はあり、

必ず良いことも悪いことも起きるということ。

 

ただ、起きた事象に対してどのような

解釈を付けるかということが大切だということ。

 

 

 

良い人生とは、

お金があるとか、モテるとかじゃないんですよね。

 

だってお金はあるし、モテるけど

良い人生を遅れていない人たくさんいます。

 

 

結局この解釈の付け方が上手い人が

良い人生を送れている人なんじゃないかなと思います。