インスタ広告
広告からの商品購入において最も影響与えるのはInstagramという研究結果もあるくらい、Instagram広告は効果的であると言われています。
また、ソーシャルメディアマーケティングによって最も影響を受ける年齢層は1981年~1996年のミレニアル世代とも言われています。
つまり、Instagram広告のミレニアル世代が商品購入する際の意思決定要因を知ることで、自分のビジネスでの広告の使い方が変わると思います。
これらについて調べてみたら興味深い研究結果があったので参考にしてみてください。
これはオインドネシアに住んでいる100名のミレニアル世代世代からストーリー広告のオンラインデータを収集した調査になります。
ちなみにインドネシアには6300万人(日本約3300万人)のインスタグラムユーザーがおり、多くの企業がInstagramに広告を掲載しています。
そこでどんな研究が行われたかと言いますと、
【調査内容】
1. 先行研究から広告価値に影響をもたらす4つの要因を特定
「情報性」:広告がいかに情報を効率的に消費者に伝えるか
「エンターテイメント性」:広告を見た消費者に対して、楽しい感情を与える
「信頼性」:広告の誠実さ、信頼性
「イライラ性」:広告を見た消費者に対して、不快感や不寛容な感情を与える
2. インドネシア・バリ島の都市に住んでいる1984年~1998年に生まれた人を対象に、Instagramのアカウントを有している人抽出。そのうち、ランダムに100人のミレニアル世代をサンプルとして選出。
3. サンプルとして選出された100名に、Google formを用いたオンラインアンケートを送付
こんな感じの研究で、広告価値に影響をもたらす4つ要因は興味深いですね。
【調査結果】
・ミレニアル世代の消費者が感じる広告価値の97.5%は、エンターテイメント性、情報性、信頼性。
・ミレニアム世代の消費者が感じる広告価値に最も影響を与えるのが情報性であり、次いでエンターテインメント性、その次が信頼性であった。
・エンターテイメント性、情報性、信頼性は広告価値に対してポジティブ効果を持つが、イライラ性はネガティブ効果を持つことがわかった。
こんな調査結果だったみたいです。
昔であればInstagramは友人や有名人の写真やプライベートを覗くエンターテイメントや娯楽目的という印象でした。
しかし、現在はInstagramで飲食店のお店やファッションチェックをするなど、「情報」を集めるために使われています。
広告でも同様にユーザーはエンターテイメント性より情報性を求めているということがわかりましたね。
ちなみに研究チームは、
・ストーリー広告において楽しいビジュアルで、ユーザーとの関連性の高い商品やサービスの情報を提供することが、高い広告価値につながる。これらが消費者に対してポジティブな影響を与えるということである。
・ストーリー広告の時間がわずか15秒であるにもかかわらず、ミレニアル世代の回答者は、15秒の広告をエンターテインメントとして評価する。また、広告の知覚価値を高める。ユーモラスな画像や動画を開発することは、インスタグラムのストーリー広告に対する態度だけでなく、すべての視聴者の広告価値にもプラスの影響を与えることにつながる。
・イライラ性は、広告価値に対してネガティなの影響を与える。広告主は、ランディングページ(LP)と広告クリエイティブ(広告画像)の情報の不一致のような、消費者がイライラするような手法を避けるべきである。
こんな感じのコメントを残しています。
クリエイティブで興味性を煽って、実際LPに飛ぶと、内容が不一致になっているのはよく目にしますね。
興味を持ってもらうことを必死に考えすぎてユーザーの心が見えなくなってしまっては意味がないので気をつけたいところですね。
今回の調査の注意点としてはアンケート式の回答なため、ユーザーの主観で回答していることです。
広告に反応していると思っている主観と潜在的に反応している理由はまた違う結果になる可能性もありそうですね。